標高1700mの家から、約8万円の賃貸マンションへ引っ越してきました。
関東の中でも2022年に転入数日本一となった藤沢です、とても良い街です。
全く音のない場所から久々の引っ越しは新鮮で気持ちがいいです。
でも、新居の騒音問題さえなければの話。。。
リモートワーク中の賃貸入居で何が起きたのか
鉄筋コン造なら騒音なんて悩みはない!大丈夫!と安心してた
3年近く経った今も変わらずリモートワークの自分にとって、騒音(というよりも隣人の音や周辺環境)は特に敏感で、仕事をスムーズに進めたりストレスを溜め込まないためにもとても重要です。
諸々の諸経費込めると引っ越しには50万円近くかかってます。決して楽な金額ではないので、ちゃんと住み続けようと思いました、この時までは…。
引越し先を探した時の必須項目は「鉄筋コンクリート構造」であること。
これは本当にマストで、過去に木造でえらい目にあってしまった経験から、これは重要でした。
コロナ禍明けで賃貸を探すのにも一苦労でしたが、いろいろ合って結局のところは、賃貸マンション10階建の9階に引っ越してきました。角部屋です。
ちなみに内見はできず、事前の営業担当で決めました(最近は部屋が空いてから内見すると既に申込が入る可能性が高く内見前に決めた方がいいらしい)
入居当初は気にならないレベルだった
住み始めた当初は、ある程度の音は仕方がないと思っていたので良いんですが、日が経つに連れて〇〇曜日は特に音が気になる日という日があります。
もちろん音のしない日もあります。
どこから音がするか分からない…
毎日のように音が気になるようになってきました。
正直、音が聞こえてくるのが上や下の階なのか、隣なのか、はたまた両方なのか。いろいろ確認してみたんですが、分からないんですこれが…。時には角部屋なのに部屋がない方向からも聞こえてくるし(ただし幽霊とかそういう類ではない)
とまあ、いろいろ聞こえてくる音から判断すると、同棲カップル(男女の声)のようです。
男性が歌っていたり、女性がツッコミ入れてるような声が聞こえます。特に多いのが男性の歌声。窓を開けているのか、だいぶ大きな声で本気で歌っています(決してうまくない)
聞こえてくる音には、以下が多いです。
・椅子を引きずる音
・トイレ音
・お風呂音
・掃除機の音
・お風呂掃除の音
いわゆる、
「ギーッ」
「コンコンコンっ…」
「ガタゴト」
「ルルルル〜♪(歌)」
が多いですね。
これまでの鉄筋コンクリート構造の賃貸はこんなはずではなかった。
はっきり言えば、ここまで聞こえるのは何でだろうと思い少し部屋の構造を調べてみました。
すると、お風呂場周りの壁だけ明らかに違う音がするんですよね。何というか木造に住んでた時の打音というか…。何となくこの辺にヒントがありそう。
さて、賃貸マンションの騒音…どうするべきか
自分は、そんな文句をつけるクレーマーでもないですし、できれば平和で穏便に過ごしたい派です。
だからこそ、住民と揉めたくなかったりしますし、慎重になってしまいます。
考えた方法と通報することのリスク
そこで、いくつか考えました。
1つ目は「我慢」。
リモートワーク中はイヤホンすれば良い訳ですし、とにかく我慢することもありかな…と。ただ、我慢したところで、更にうるさくなる可能性もある訳ですし、考えてはみたんですけど却下です。
2つ目は「管理会社への相談」。
まあ賃貸マンションによくある管理会社へ報告するという方法です。ただ、この方法は1つ問題があり…。
管理会社名で検索すると評判が良くないんです。これを言ったところで変わるイメージが掴めませんでした…却下。
3つ目は「直接言ってみる」。
これはリスクがありすぎるので、控えていたんですが、ネットで調べたり聞いたりしてみると、解決したという意見もちらほら。相手次第なんですが、言ってくれて助かる。なんて声もありました。
ただ、そもそも伝えたところでどこのどんな人かも分からないし、揉めるリスクも非常に高いので却下です(おすすめできません)
と、ここまで色々と考えてはみたんですが、やっぱり引っ越したばかりですぐには引くに引けない。お金もったいないし…。すぐに生活環境が変わる方法を考えていかなければいけません。
賃貸マンションの騒音問題はコレで解決した
いろいろ考えてみたなかで、不動産屋の担当に雑談がてら話してみることにしました。
不動産屋に行き、ちょっと他の物件を見たいことを理由に雑談です。本当に「雑談」と言えるレベルの内容なんですが、最近音がすることを柔らかく伝えてみました。すると、「ちょっと管理会社に確認してみますね」と言ってくれたんです。
それから1週間。伝えたことが影響しているのかは分かりませんが、音の程度は明らかに小さくなったんです。もちろんゼロではないですが、いつもするはずの時間帯の喋り声を含めて明らかに音が小さくなりました。
そして、これも今回のことが影響しているとは分かっていないですが、1ヶ月後になんと空き部屋になりました…!
(もしこれが原因なら申し訳ないけど…)
例えば、自分と同じように悩んでいた人がいて、そう言った声がまとまったなどもあったかもしれません。それでも結果的にはとても住みやすくなり本当に快適です。
賃貸の騒音被害に遭わないための今後のメモ
賃貸物件の騒音被害に遭わないために入居の前後に分けてメモを残しときます。
入居前の確認
前の入居者の居住期間を聞けるなら聞いておいた方がいい
前入居者の居住期間は、営業担当に聞けば教えてくれることがほとんどです。
ただ、退去理由は教えてくれない、またはありきたりな回答となることがほとんどなので当てにしない方が良いでしょう。
当然と言えば当然ですが、前の入居者の居住期間は長ければ長い方が良いです。短い場合、入居中に何かしら問題があったと考えるべき。住んでからでは遅いんですよね。
壁の造りの音を見分ける能力を自分自身で身につけるべき
鉄筋コンクリート、軽量鉄筋コンクリート、木造と住んだ自分にとって言えることは、音の感覚を覚えておくことです。
ポイントは「音の違い」です。
賃貸に住んでいる友達、実家などを参考にすると良いでしょう。
木造の場合は木をノックしたようなコンコンと少し反響音が残るありますが、鉄筋の場合は、これがありません。
鉄筋コンクリートにも種類があることを知っておく
実は賃貸物件の建物が鉄筋コンクリートだったとしても構造や法定耐用年数によって作りが分かれます。もちろん、賃貸募集の際に概要に記載されています。
鉄筋コンクリート造 | 耐久年数 |
RC造 | 47年 |
SRC造 | 47年 |
WRC造 | 47年 |
S造 | 34年 |
RC造
鉄筋とコンクリートを用いて柱や梁・床・壁などで造られた一般的な鉄筋コンの建物。
SRC造
鉄筋鉄骨コンクリート造と呼ばれる建物で鉄筋とコンクリート以外にも鉄骨が使われるため、より強度や耐久性が高い造りです。
WRC造
壁式鉄筋コンクリート造と呼ばれる建物で床や天井だけで建物を支えています。より低コストで建てられるため最近増えているタイプの鉄筋コンの建物です。
S造
柱や梁に鉄骨が使用されている建物。S造には重量鉄骨造と軽量鉄骨造の2種類があり、賃貸では軽量鉄骨造が多いです。
少しごちゃごちゃしましたが、つまりは、耐久年数よりも古い賃貸物件の場合は細かいチェックが必要ということです。
修繕などを行なった場合は、耐久年数を参考に、いつ行なったかをチェックしておき、比較してみると良いでしょう。
入居後の確認
騒音を録音しておく
入居後の騒音に悩まされたらIphoneのボイスメモや録音レコーダーで録音することも必要です。
もし仮に、管理会社や不動産屋へ相談のもと住人への確認が行われた際、騒音元の住人が「音は出していない」と言われたらそこで終了となってしまうため、証拠として音をデータとして記録しておきましょう、その際は音源データ1つではなく複数回録音し、日にちも記録しておくと良いと思います。
実際に、自分もこの音を証拠として提出のうえ、管理会社から騒音元の住人へ通報者を伏せる形で確認してもらったところ、認めてもらったとの事後報告をもらっています。
相手からしたら隣人や近くの住人の誰か分からない状態で伝わったため、音への気遣いもしてもらったんだと思っています。
とはいえ、ここまでつらつらと書いてみましたが、住み始めて2ヶ月ほどで既に次の引越し先を考えています。
騒音部屋は現在空き物件とはいえ、次の入居者も気になってしまいますし、内見も毎日のように来ています。「住めば都」なんてことも言われますが、それは事前対策を知ってからのことなんですよね。
できる限り事前に確認できることは全て施して、しっかり調べてから賃貸契約をすることをおすすめします。
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